おすすめの圧力鍋は? ティファール・フィスラー・平和の比較【圧力鍋使用歴40年】

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調理時間が短縮できる、煮魚が骨まで食べられる、ガス代節約などメリットの多い圧力鍋

「気になるけれど初心者が使いこなせるか不安」

「自分に合った商品が選べるかどうか自信がない」

そう考えてためらっていませんか?

私は圧力鍋使用歴40年、さまざまなメーカーの製品6個使ってきました。

その経験から選び方のポイントを紹介したいと思います。

ひとくちに「圧力鍋」といってもメーカーによって違いがあります。

この記事に出てくる圧力鍋は実際に私が使ってみたものばかりです。

この記事を読むとこんな事がわかります。

  • 電気圧力鍋のメリット・デメリット
  • ティファール・フィスラー・平和の使用感
  • 初心者にフィスラーをおすすめする理由

人気の電気圧力鍋 デメリットとメリット

 2023年現在、「圧力鍋」の売れ筋は電気圧力鍋。

シロカ、アイリス・オーヤマ、ショップジャパン、パナソニックなどから出ています。

お値段は8000円台〜30000円台。

電気圧力鍋のデメリットは以下の通りです

電気圧力鍋のデメリット
●従来の圧力鍋に比べて調理時間が長い
●機種によっては調理過程が複雑
●停電になると使えない
●耐久性が低い

一方、メリットはと言いますと以下の通り

電気圧力鍋のメリット
●火を使わないので安全
●調理中にほかの家事や仕事ができる
●慣れれば子供やご年配の人でも使用できる
●調理音が静か

 最上機種以外はボタン一つで完了、とはいきません。

過度な期待は禁物。

肉じゃがなどはセット前にコンロで炒めなければならない機種が存在します。

また、煮込み時間が短く設定されているものは時間が来るたびにボタンを押す必要があります。

機種によって使い勝手はピンからキリまでです。

 カレーや煮魚に使うとゴムパッキンに臭いがつき、玄米やご飯を炊くことが出来なくなったという声があります。

家電はなかなか丸洗いできないので嗅覚が敏感な人はご注意ください。

耐久性はいまひとつ。

使用して5回目に壊れた、1年経たずにスイッチが入らなくなったという人が全体の5%ほどいるのは考慮すべきですね。

 私は実家のパナソニック製電気圧力鍋でポトフと野菜の煮物を作ったことがあります。

時間は従来の鍋を使った方が短くて済みます。

その方が洗い物が少ないですね。

ポトフは鶏肉がほろっと骨から外れて好評でした。

ただし、実家では「臭いがつく料理は電気圧力鍋を使用しない」というルールがあり万能だとは思いませんでした。

圧力鍋 ティファール・フィスラー・平和3社比較!

 私はティファール社の圧力鍋を2個、その後はフィスラーロイヤル、平和圧力鍋を使ってきました。

実家に戻った時にはフィスラーのブルーポイントです。

ティファール

ティファールは入手しやすい価格帯のもの(20年前9000円台)を使っていました。

使い勝手は悪くありませんでした。

が、使用してすぐに2回修理に出すことに。

セットしてコンロで火にかけても圧力がかからなくなったんです。

その後、故障と購入を繰り返しました。

あまりに故障が多いので気がめいりましたね。

その後、ティファールには縁がなかったと思いあきらめました。

取扱説明書は親切。

初心者が使うにはよいと思います。

もっと高いものを購入していたら故障がなく長持ちしていたのでは?と少し後悔しています。

典型的な「安物買いの銭失い」だったのかもしれませんね。

フィスラーロイヤル

2008年に購入。

今でも現役で働いています。

上の写真が10年以上愛用しているフィスラーロイヤルです。

さすがに外見はくたびれてきました。

調理時にほとんど音がしないこと、取扱説明書、レシピ集が充実しているところがおすすめポイントです。

加圧は1,2とダイヤルで選ぶことができます。

加圧ダイアルはとても分かりやすいです。(ほとんど2しか使用しませんが)

2000年代には非常に人気があった鍋で料理本が多数販売されていました。

上の写真は料理本に載っているフィスラーロイヤルの写真です。

選択肢が多く、様々な料理にチャレンジできて楽しいですね。

圧力鍋にしろ、掃除機にしろドイツ製の良いところは長く部品を製造・販売してくれる点。

このフィスラーロイヤルはゴムパッキンなど消耗する部分を替えつつ現在に至ります。

何かあった時にはフィスラージャパンにメールするとすぐに返事が来るのは頼もしいですね。

管理人ちょろは新しくビタビットプレミアムに買い替えたいのですが、フィスラーロイヤルはまだまだ現役です。

 平和圧力鍋(ピース)

アルミニウム製でとても重たいのが特徴です。

この圧力鍋で炊く玄米はもちもち、フィスラーロイヤルはあっさりパラパラです。

平和製は玄米、豆類、根菜などを煮るにはよい鍋ですが、調理中の音が激しいですね。

家人がおびえます。

また、低圧と高圧は蓋に付けるおもりで調整。

火加減はそのおもりの揺れ具合を見て加減します。

今はYouTubeで動画がありますが、あまり初心者向けとは言えないです。

フィスラーに比べて重たく、中身が入った状態では子供やご年配の方には持てないのでは?と心配になります。

料理の出来上がりをみると得意分野は以下の通りです。

  • フィスラーの得意料理:ポトフ、シチュー、カレー、魚料理
  • 平和の得意料理:玄米ご飯・おかゆ、煮豆、根菜の煮物

お国柄がみごとにあらわれていますね。

フィスラー圧力鍋 気になるデメリット

フィスラーのデメリット。

それは不具合が起きた場合のコストです。

一度、音が気になってフィスラージャパンに電話、修理を依頼したことがあります。

メインバルブ、アロマピーなどの部品を総入れ替えした後です。

かかった時間は2週間、費用は6000円を超えました。

その時には特に目立った故障はなく、劣化したプラスティック部分を交換しただけ。

長年使っていて愛着があるとはいえ、痛い出費でした。

初心者にはやっぱりフィスラー 圧力鍋のメルセデスベンツはだてじゃない

 圧力鍋にはサイズ別・最大分量目安表というものが必要です。

普通の鍋と違って圧力鍋は調理できる量がはっきりと決まっています。

守らなければ事故につながるので注意が必要。

事故まで行かなくてもふきこぼれるとコンロ周りの掃除が大変です。

この目安表もフィスラー、ティファールが親切丁寧。

平和は「炊飯量」としか記載がなくて不親切ですね。

この点もフィスラーに軍配を上げます。

一時期、フィスラーの圧力鍋は「圧力鍋のメルセデスベンツ」と呼ばれていました。

ドイツ製・高品質・高価格・安全性・耐久性に優れている点、まさにぴったりのキャッチフレーズ

周囲のお料理好きもフィスラー愛好者が多いです。

 初めての方はどのサイズがいいか迷われると思うのですが、「大は小を兼ねる」です。

大きなものを購入しておいた方が後々助かります。

家族4〜5人であれば4,5リットル以上をおすすめします。

ちなみに我が家は夫婦二人世帯ですが、3,5リットルを購入したことを今でも悔いています。

もっと大きなものを買っておけばよかったです。

圧力鍋に慣れてきて豆や玄米を大量に炊きたいときには3,5リットルは小さいです。

いざ、発酵食品作りにチャレンジ、というとき3,5 リットルではこころもとないのです。

玄米ご飯に凝りだすと、中に陶器の鍋を入れて炊く方法を試してみたくなるんですよね。

実際に持っていますが、圧力鍋と陶器鍋の間に隙間がなくて取り出しにくいのなんのって。

大きな圧力鍋は重たくて持てない、小さい方がいいという人がいますがやや疑問。

圧力鍋は普通、両手で持ちますから心配ご無用かと。

しかも、中身の入った圧力鍋を持って長い距離を移動することなんてありません。

フィスラーの圧力鍋は軽いので、中身が入っていても楽に運べます。

写真はフィスラーロイヤルを使った鮭のかぶと煮。

鍋だと5時間以上かかる料理。

しかも、出来上がりは煮くずれてしまうんです。

圧力鍋使ったら45分で出来上がり♪

形はしっかりと残したまま、骨まで食べられるんです。

食べ残す部分はゼロ。

働きながら、健康的な料理を作ることができます。

フィスラーロイヤルからビタビット プレミアム どこが変わった?

 フィスラー圧力鍋は改良を重ねて頻繁にモデルチェンジされています。

現在、ロイヤルの後継機種として販売されているのはビタビット プレミアム。

ロイヤルからビタビット プレミアムへ、どのような進化を遂げたのでしょうか?

公式ホームページ、公式YouTubeを観てみました。

大きな変更点は以下の通りです。

  • 圧力設定が2段階から3段階に変更
  • 圧力なしのスチーム調理が可能になった
  • メインバルブの分解掃除が簡単になった

では、ひとつずつ見ていきましょう。

圧力設定が2段階から3段階へ

フィスラーロイヤルの圧力設定は低圧・高圧の2段階。

ビタビット プレミアムは3段階。

これは食感が大切な食材は圧力を選んで調理できていいですね。

現在、フィスラーロイヤルは高圧で煮るとごぼう・こんにゃくなどが均一にやわらかくなって

家族から不平が出ることがあります。

ちょっと歯ごたえを残したいときに中圧を使えたら便利でしょうね。

スチーム調理が可能になった

健康によいと言われる蒸し野菜。

蒸し器のお手入れは面倒ですし、置き場に困るもの。

電気式のスチーム調理機を電器店で見て、大きさに驚いた方は多いのでは?

圧力鍋で代用できれば省スペース。

活躍すると思います。

メインバルブの分解掃除が簡単になった

個人的に、一番大きな変化がこれ。

メインバルブの分解掃除が簡単になった、です。

フィスラーロイヤルのメインバルブはネジ、表示ピン、スプリングなど部品ひとつずつに分かれます。

豆、玄米など粘り気の強いものを煮た後は分解して洗う必要があります。

これをなくさないようにきれいに洗って乾かして組み立てて取り付け。

慣れれば数分でできますが、結構な手間。

そして危険がありました。

10年以上前ですが、表示ピンのスプリングを上下間違って装着したところ、大惨事。

玄米かゆを炊いていたのですが、いきなりすごい音がして鍋のふちから液体が噴き出す事態になりました。

フィスラーに問い合わせたところ、これは私が部品の組み立てを誤ったから。

「触るなって書いてありますよね(怒)」くらいの強いお返事メールをいただきました。

でも、分解掃除をしてよく洗ったら外れる部品だったんですよ。

「外した」ではなく「外れた」んです。

こんな消費者がいるので、フィスラーはメインバルブの重要な箇所は分解できない仕様にしたのでしょうね…。

改善されて、本当によかったです。

フィスラー圧力鍋 長持ちさせるコツは調理後は自然放置

せっかく購入した圧力鍋。

長持ちしてほしいですよね。

以前、同じくフィスラーの圧力鍋を使用している方とお話しする機会がありました。

使用年数、使用頻度は低いのに2年でだめになったというんですね。

驚いて話をよく聞いていてみると

調理後、毎回水をかけて急速冷却していたんです。

もちろん、急速冷却はフィスラーの取扱説明書に記載がある使い方です。

ですが、フィスラーのレシピ本を見てみると2種類の具材を使ったり、ひじきなどの海藻を煮たり、と特別な時に使うもの。

毎回毎回するものではないんですね。

私は加圧時間は短めにして自然放置。

圧力が抜けたらふたを開けるようにしています。

高熱 → 急速冷却 を繰り返していたらプラスティック部分から傷みます。

なるべく、調理後は自然放置していると長持ちしますよ。

ま と め

ひとくちに「圧力鍋」といってもメーカーによる違いがあります。

フィスラーは音が静かで洋風料理にはかかせない存在。

一方、平和圧力鍋は音はしますが、玄米をやわらかく炊き上げます。

 各メーカーの圧力鍋の特徴を知ったうえで、ご自分やご家族の嗜好に合った圧力鍋を選んで下さいね。

調理時間や手間を短縮。

働いたり、勉強したり、趣味を満喫したりしながらも、家族には美味しい料理を出せる圧力鍋。

賢く選んで自由な時間を作り出しましょう。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

少しでも参考にしていただけるとうれしいです。

圧力鍋を買う時には必ず、パッキンも一緒に買っておきましょう。

使用していて一番劣化する場所。

パッキンが固くなり、柔軟性がなくなると火をつけても圧力がかからなくなります。

これがなければ圧力鍋を使えません。

後々、単品で購入すると、品番がわからなくなるので購入時のまとめ買いがおすすめです。

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