DMMブックスの使い勝手はいい?kindleストアと比較【kindleヘビーユーザーが解説】

読書

普段、利用する電子書籍ストアを決めていてもまとめ買いをするときにはお得なところを検索する―。

そんな経験はありませんか?

出版月報によると価格に敏感な読者は複数のストアを回遊する傾向にあるそうです。

まとめ買いの時に利用できるストアを探している人にとって

DMMブックスは選択肢のひとつになるかもしれません。

この記事ではDMMブックスの特徴やメリットを、kindleストアとの比較を通してみていきたいと思います。

kindleストアは日本における電子書籍の占有率が26,2%で1位

多くの人が使っていることからひとつの「基準」になると思います。

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ちょろ
ちょろ

ここで管理人の自己紹介

管理人は1980年代から電子書籍を使い始めたヘビーユーザー。

kindle歴10年、持っている電子書籍は500超え。(各社合計)

使っているkindle専用端末はKindle Paperwhite2台、Fire HD 10、iPad・iPhoneにはkindleアプリを入れて使っています。

最近では楽天ブックスが販売しているkobo libra 2も所持。

DMMブックスの概要

DMMブックスの運営会社は合同会社DMM.com。

モバイルからFX、DVDレンタル、動画配信、ゲーム、オンライン英会話など幅広い事業を展開しています。

どこかで目にしたり、耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。

特に動画配信は有名で、エンターテインメントに強い印象です。

1999年の設立からどんどん新事業を立ち上げている精力的なところ。

手広く事業を展開している有名企業ため、持続性は高いです。

安心して利用できますね。

【DMMブックスの概要】

運営会社合同会社DMM.com 
 サービス内容 電子書籍の販売・大人向けコンテンツ読み放題
 対応デバイス パソコン・タブレット・スマートフォン・iPhone
推奨環境Windows 8.0~11、Mac 10,12~、iPhone 6e~、android 5.0~
支払方法クレジットカード、Paypal、DMMプリペイドカード、DMMポイント
*2023年2月調査

*DMMプリペイドカードはコンビニエンスストアをはじめ、各種取り扱い店で購入可能。

【kindleストアの概要】

運営会社   Amazon              
サービス内容   電子書籍の販売、読み放題サービスの提供
対応デバイス   パソコン・タブレット・スマートフォン・iPhone
推奨環境   Windows8以降、Mac OSX10,14以降、iOS16.3、android 14 
支払方法   クレジットカード、コンビニ払い、ネットバンキング、電子マネー、Amazonギフト券
*2023年3月調査

ぢちらのストアもオンラインストアの標準的な支払方法のほかに、コンビニ支払、プリペイドカード、ギフト券などクレジットカードを使いたくない人が利用できる選択肢を設けてあるのがいいですね。

どちらもマルチデバイス対応ですが、スマートフォン・iPhoneに関してはAmazonは最新のOSを推奨環境にしています。

DMMブックスはやや前の端末でも使えるのでユーザー目線と言えます。

DMMブックスとkindleストアの比較

では、これからDMMブックスと業界最大手で利用者の多いkindleストアの比較をしたいと思います。

DMMブックスとkindleストア 同期できる端末数と読み放題サービスの比較

サービス名kindle ストアDMMブックス
取り扱い数700万67万
ジャンル書籍全般書籍全般
同期できる端末無制限
オフライン利用できるできる
キャンペーンありあり
ポイント制AmazonポイントDMMポイント
読み放題サービス書籍全般(3)大人向けコンテンツ
アプリの使いやすさよいよい
*2023年2月調査

kindleストア、DMMブックスともにマルチデバイス対応。

パソコン、iPhone・スマホ、タブレットで利用できます。

同期できる端末数はkindleストアが6台、DMMブックスが無制限です。

読み放題サービスはAmazonにはkindleオーナーライブラリー、Prime Reading、Kindle Unlimitedの3種類があります。

kindleオーナーライブラリーはAmazon prime会員が、Amazonが販売するkindleやFire HDを購入するとついてくるサービスです。

洋書を含む62万冊の中から毎月1冊追加料金なしで読めるというもの。

Prime ReadingはAmazon prime会員が利用できる読み放題で対象書籍は千冊。

Kindle Unlimitedは月額980円で利用できる200万冊読み放題サービスのことです。

DMMブックスには大人向けコンテンツを対象にしたFANZA読み放題サービス月額1,480円があります。

初回限定で14日間無料体験できるサービス。

対象書籍数は6万冊。

書籍ジャンルが違い過ぎて比較できませんね。

「DMMブックス = 大人向けコンテンツ」のイメージはここから来ていると思われます。

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DMMブックスとkindleストアの比較 取扱冊数とジャンルについて

取り扱い総数はAmazonの圧勝ですが、これはあくまでも「洋書」を含んだ数。

DMMブックスは日本国内の電子書籍配信ストアとしては多い方です。

ちなみにkindleストア700万冊、楽天kobo400万冊は洋書と版権切れの無料書籍(青空文庫)込みの数です。

DMMブックスでは扱っていない様子。

ここで大きく数字が開いてしまうんですね。

DMMブックスは大手電子書籍配信会社の中ではかなり上位に入っています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

現在、日本には90近くの電子書籍関連会社があります。

その中でトップ20に入っているんですね。

【2023年最新】電子書籍サービスの種類と選び方【初心者向けに徹底解説】

【kindleストアで扱っている電子書籍ジャンル】

●文芸・漫画・雑誌・ビジネス書・研究書・絵本・児童書・写真集・実用書・美術書・kindle出版本、大人向けコミック

【DMMブックスで取り扱っている電子書籍ジャンル】

●文芸・漫画・雑誌・ビジネス書・写真集・実用書・大人向けコミック、大人向け写真集

kindleストアと比べると取り扱いジャンルの違いはこのようになります。

研究書や美術書は一部の人たちにしか関係ないですね。

kindleストアには子供向けの作品が多いのに対し、DMMブックスにはそのジャンルが少ないです。

小さなお子様をお持ちのご家庭からシニア世代までが楽しめるkindleストア、10代後半からミドル世代までが楽しめるDMMブックスといったところでしょうか。

調べていておもしろかったのは圧倒的な取り扱い冊数の差があるにもかかわらず、kindleストアにない電子書籍でもDMMブックスにはあること。

特に日本の漫画家の隠れた名作などはDMMブックスが強いですね。

DMMブックスとkindleストア 初回割引キャンペーンの違い

kindleストア・DMMブックスはともに初回購入限定で70%OFFになるキャンペーンを行っています。

このサービスは同じに見えますが実は割引上限が違います。

Amazonは割引の上限が1冊で1000円まで。

一方、DMMブックスは割引上限が3,000円まで。冊数の制限は設けられていません。

すでに購入する作品・冊数が決まっていて4,000円以上になる場合はDMMブックスがいいですね。

DMMブックスは2021年3月の初回割引キャンペーンで大赤字を出しているので上限が設けられた経緯があるようです。

当時は上限冊数100冊だったんですね。

(ニュースソースはこちら。)

【DMMブックス】公式サイトへ

現在のキャンペーンもいつまで行われるかはわかりません。

ご利用を検討している方はお早めに。

DMMブックスの初回割引クーポンは自動適用のため、会計時に何もしなくても割引を行ってくれます。

初回限定割引クーポンは7日間というタイムリミットがあります。

ホームページに行くと親切に表示してくれているのですが、なかなかトップページはみないもの。

DMMブックスに会員登録する際には、「買うものリスト」を作っておくといいですね。

ただし、一部70%割引対象外の作品があるため、注意が必要です。

DMMブックスとkindleストアの違い アプリについて

日常的に使うとなるとアプリの使いやすさは重要です。

DMMブックスのアプリとkindleアプリは世間の評判が上々。

「App Store」での評価はどちらも☆4,5です。

具体的にアプリで何ができるかを見ていきましょう。

kindleアプリDMMアプリ
しおり  〇  〇
ハイライト  〇  〇
メモ  〇  ×
辞書機能  〇  〇
検索機能  〇  〇
ページフリップ  〇  ×
自動再生  ×  〇
無料作品表示  〇  〇
レイアウト変更  〇  〇
非表示作品管理  △  〇
鍵付き本棚  ×  〇
Face ID  ×  〇
*調査は2023年2月のもの

こうして見ると甲乙つけがたいですね。

kindleアプリの「ページフリップ」機能とは、一度の複数のページを表示できるもの。

前後の文章を確認したいときには便利です。

電子書籍は紙媒体と違って「パラパラめくり」ができない、とよく言われますが、

それに代わる機能ですね。

「メモ」機能は気になった箇所に思いついたことを書きこむ機能。

娯楽本を読むときにはほとんど使いません。

学習にはkindleアプリが向いています。

一方、DMMブックスの特徴はプライバシー重視とコンテンツ管理。

他人に見られたくない作品は鍵付き本棚に保管ができます。

また、使っているスマホやiPhoneの機種によっては「Face ID」を使用できます。

銀行アプリ並みのセキュリティーですね。

本棚に表示する作品を選ぶことができるのは本物の本棚みたいで使い勝手がいいです。

kindleとDMMブックスアプリ 作品 閲覧方法の違い

kindleストアで購入した本はkindleアプリでダウンロード。

これでオフラインでも本を読むことができます。

DMMブックスは購入した作品をクリックすると「閲覧のみ」「ダウンロード」を選ぶことができます。

これはとても便利ですね。

ストレージが心配な方は閲覧、オフラインで読む機会があるときにだけダウンロードすればいいんです。

iPhone・スマホの容量が少なめの方にはDMMブックスアプリの方が親切設計ですね。

kindle・DMMブックス アプリの読み上げ機能の違い

忙しい現代人。

電子書籍の大きなメリットはiPhoneやスマホで読み上げ機能が使えること。

移動時間・スキマ時間を読書にあてることができて便利です。

この読み上げ機能はkindleアプリ、DMMブックスアプリ、どちらでも使用できます。

iOSの読み上げ機能はアプリによる差が大きいもの。

読み上げコントローラーへの反応が速いのはkindle、honto、DMMブックス。

反応が悪い、エラーが多いのはkobo、いつでも本棚、などです。

また、楽天ブックスの電子書籍koboは読み上げている間、ページは最初の箇所から動きません。

読み上げだけがどんどんページを進んでいくんですね。

kindleは読み終わると自動でページをめくってくれます。

DMMブックスはデフォルトで使用するとページをめくりませんが、「自動再生機能」を使うと読み上げている間にページをめくってくれます。

ただし、自動再生の設定は0秒から20秒。

標準の速さで読み上げ機能を使うと1ページに30秒はかかるもの。

そのため、DMMブックスアプリを使うと、ページを先へ先へとめくることになります。

これは、気になる方は活字のフォント数を変えることで対処できます。

20秒で読み終わるくらいの文字数にすればいいので、フォントサイズを大きくすればいいんですね。

試したところ、フォントサイズのメモリを真ん中よりやや最大に近いところにするといいようです。

DMMブックス アプリの詳しい使い方

【DMMブックスアプリの使い方】

メニューは本文の中央部分をタップすると出てきます。

kindleアプリが「戻る」「検索」「マイノート」「フォント」「しおり」「設定」が上部にあるのに対して、DMMブックスアプリは下部に出てくるのが大きな違いです。

① ホームへ戻るボタン          ② 本文内の検索             ③ 自動再生ボタン(自動ページめくり)  ④ 本文内移動スケール          ⑤ 小説全体と現在のページ数           
 
⑥ 1ページ戻る             ⑦ 目次                 ⑧ しおり                ⑨ フォント変更             ⑩ 設定 
⑩の設定をタップしたところ。      自動再生機能など、より細かい設定ができる。                   赤枠で囲んだ部分は自動再生機能の時間設定スケール。                ページをめくる速度を0〜20秒の間で設定できる。
⑨のフォントをタップすると出てくる画面。 文字の大きさ・色・背景色・画面の明るさや余白を選ぶことができる。

見ていただくと分かる通り、自分の好みにカスタマイズできますね。

フォントは「ヒラギノ明朝」「ヒラギノ角ゴシック」「筑紫明朝」「筑紫ゴシック」の4種類から選べます。

文字の色・文字の背景が白・黒・オレンジ・グレーから選べるのもおもしろいですね。

kindleアプリではフォントは「ゴシック」「明朝」、ページの色は白・ベージュ・薄いグリーン・黒。

このあたりは好みが分かれると思います。

kindleには「ページめくりのアニメーション」設定があり、ONにすると読書中、本当にぺーじをめくっているような画面が出てきます。

これはDMMブックスにはないですね。

DMMブックスのアプリ android版のみ2種類

DMMブックスのアプリはandroid版のみ2種類あります。

「DMMブックス」と「DMMブックス PLUS」です。

「PLUS」の方ができることが多いので、androidユーザーは利用者が多いようです。

 DMMブックスアプリのアイコンDMMブックス+アプリアイコン
Google Playストアからのインストール◯×
無料コミック一覧◯◯
アプリからDMMへの移動×◯
本棚の作成◯◯
アプリ・本棚ロック◯◯
ビューア機能共通共通

表はDMMブックス 公式サイトより転載

kindleストアとDMMブックス ファイル形式の違い

【DMMブックスのファイル形式】

  • dmmb形式
  • dmme形式
  • dmmr形式
  • OMF形式
  • PDF形式

【kindleストアのファイル形式】

  • Kindle Package Pormat(KPF)
  • EPUB
  • MOBI
  • HTML (ZIP、HTM、または HTML)
  • リッチテキストフォーマット(RTF)
  • プレーンテキスト(TXT)
  • Adobe PDF(PDF)

DMMブックスアプリ iPhoneでの不具合について

管理人はiPhoneユーザー。

kindleアプリでエラーが起きたことはほぼありません。

ですが、DMMブックスアプリは無料本を読んでいるとときどき、画面が真っ白になることがありました。

そのたびにiPhoneを再起動させていたのですが、これはどうもプライバシー設定の問題のようです。

エラーが起きる方は以下の設定を確認してください。

  1. 設定アプリを開く
  2. スクリーンタイムをタップ
  3. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
  4. 「コンテンツとプライバシーの制限」ボタンがオンになっている場合、オフにする

これでエラーが起きなくなります。

DMMブックスを利用するならキャンペーンを有効活用しよう

【DMMブックス】公式サイトへ

 現在、日本には多くの電子書籍配信サービスがあります。

その時々でお得なストアで購入するのは管理上、現実的ではありません。

基本的に使用するサービスを1つ2つ決めておいて、3番手・4番手でキャンペーンを多く開催するストアを利用するのが賢い選択だと思います。

例えば、管理人は蔵書として長期間保管するものはkindleストア、娯楽本はkoboを使っています。

そのときどき、興味のある本はhonto、いつでも書店やDMMブックスなど。

紙媒体の本は再販制度(再販売価格維持制度)がありますが、電子書籍は対象外です。

電子書籍を買うのであれば割引キャンペーンを使わない手はありません。

初回限定70%Offクーポンはすごくお得。

新刊のコミックや図書館にない本、やっぱり少しでも単価を安くしてたくさん欲しいですよね。

DMMブックスでは初回限定クーポンのほかにも季節ごとにお得なキャンペーンを開催しています。

その他、期間限定の15〜20%還元キャンペーンなどお得なセールを行っています。

DMMブックスを使うのであれば、キャンペーンは必ずチェックすることをおすすめします。

【DMMブックス】公式サイトへ

このキャンペーンは2023年4月19日23:59まで。

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ま と め

 電子書籍ストアは主に使うものと、2番目、3番目に使うものを作っておくと便利です。

蔵書として長い時間 保管するもの、雑誌やそのときどきで興味のあるコミック、ビジネス書などの使い分けをしておくと管理が簡単になります。

DMMブックスは初回限定割引のほか、お得なキャンペーンをよく行うストア。

アプリの使い勝手がよく、セキュリティーに関しては日本一といっていいレベル。

また、kindleアプリと同じく「読み上げ機能」の利用がスムーズです。

気になった方は検討してみてはいかがでしょうか?

割引を使って楽しい読書生活を送りましょう。

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           キャンペーンは突然終わることがあります。ご注意ください。

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