コンビニエンスストアの商品には地域性があります。
私が新潟に来て驚いたのは
コンビニエンスストアには必ず筋子(すじこ)のおにぎりがあることです。
新潟は村上の鮭が有名ですし、
新潟名物わっぱめしも鮭といくらが定番。
郷土料理のっぺには「ととまめ」と呼ばれる加熱したイクラが入っています。
鮭と縁が深い場所だとは知っていました。
加島屋のさけ茶漬けは九州でもファンが多い銘品です。
が、
コンビニおにぎりにすじこ…。
しかも…人気あると知ってカルチャーショックでした。
まさにところ変われば…ですね。
今回はコンビニ大手4社のすじこおにぎりを食べ比べてみました。
比較 新潟すじこおにぎり ローソンとセブンイレブン
まず、どちらも醤油漬けなんですよね。
筋子というと大辞林にはこうあります。
サケ・マスの卵を卵巣から取り出し、一腹ずつ塩漬けした食品。すずこ。
ですよね。
普通は塩漬け。
ですが、コンビニエンスストアのおにぎりは
日持ち・時間が経ってもにおわないことが最重要課題でしょう。
そのための工夫でしょうね。
まず、セブンイレブン。
¥145
筋子の量が少な目、一口目で筋子に当たらないです。
醤油の加減はいいのですが、少しさびしい印象。
ローソン
¥145
一口目からしっかり筋子が口の中に入ります。
醤油の加減もいいです。
筋子の粒は小さく、つぶれていますがお値段を考えるとこんなものでしょう。
私は普段、フローズンフルーツやコンビニスイーツはセブンイレブンを使っています。
でも、すじこおにぎりに関しては…ローソンですかね。
すじこはかたまりなのでおにぎりの具にしにくいと思うのですが、
うまく伸ばしてありました。
デイリーヤマザキのすじこおにぎり
デイリーヤマザキのすじこおにぎり。
¥138
裏表示。
アミノ酸、加工でん粉、pH調整剤など。
コンビニおにぎりはどこもこんな感じですね。
気になるすじこは…
ちょっと中央から外れたところに固まって入っていました。
味はおいしいです。
セブンイレブン・ローソンと同じくすじこの粒が小さいですね。
ファミリーマートのすじこおにぎり
ファミリーマートのすじこおにぎりはセブンイレブン・ローソン・デイリーヤマザキと違って海苔が直接巻かれています。
「熟成すじこ」「地域限定」の文字が目立ちますね。
裏表示は大差なし。
この、すじこをたくさん入れました!という感じは圧巻。
すじこの色がきれいですし、粒がしっかりしています。
味は塩が強め。
一番、「すじこおにぎりを食べた」感じがしますね。
コンビニのすじこおにぎり 気になる販売地域は?
結論;すじこおにぎりの販売地域は新潟県・東北地方・北海道
新潟在住の方に「西日本にはすじこおにぎりはないよ」というと驚かれました。(笑)
ちょっと気になったのでセブンイレブンに販売地域について問い合わせてみました。
結果は以下の通り。
セブンイレブンさん、ご協力いただきありがとうございます!
◆新潟県内の店舗
手巻きおにぎり すじこ醤油漬け ¥145
おおきなおむすび すじこ・明太子・たらこ ¥250
◆東北地区の店舗
手巻きおにぎり 二段仕込熟成紅すじこ醤油漬け ¥145
◆北海道地区の店舗
手巻きおにぎり すじこ ¥145
セブンイレブンでは地区の特性に合わせて販売している商品に変化を持たせているようです。
同じ「すじこ」を使った商品でも企画を変えているんですね。

セブンイレブン躍進のひみつは、こうした顧客ニーズにきめ細やかな対応ができるところなんでしょうね。
個人的には東北地区の「二段仕込熟成紅すじこ醤油漬け」が気になります!
他地域にお住いの方、新潟にお越しの際にはぜひ、
コンビニエンスストアですじこおにぎりを購入してくださいね。
様々な名物がネットや百貨店で購入できるようになりましたが、コンビニエンスストアの地域限定メニューはそうはいきません。
世間が落ち着いたら、旅行先で楽しむのも一興です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
参考にしていただけるとうれしいです。
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