知らなきゃ損!女性も楽しめる青年漫画5選!【名作】

漫画

 『週刊少年ジャンプ』『週刊少年サンデー』は女性でも読んでいる人が多いもの。

ですが、『ビックコミック』などの青年誌はちょっと…と敬遠している人がいるのでは?

なかには女性が人が楽しめる作品があるんです。

まさに知らなきゃ損!

今回は青年誌に連載されていたおすすめ漫画をご紹介したいと思います。

女性誌とは違った魅力にあふれた漫画の数々。

気分転換にちょうどいいですよ。

細野不二彦の名作美術漫画 『ギャラリーフェイク』

 『さすがの猿飛』『Gu-Guガンモ』などコミカルな作品が代表作だった細野不二彦。

青年誌に移ってからはちょっと違ったテイストの作品を発表しています。

その中でも名作のほまれ高いのが1992年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた『ギャラリーフェイク』。

ちょろ
ちょろ

安野モヨコの『監督不行届』にも名前が出ていましたね。

2012年に復活し、2017年から『ビッグコミック』に籍を移して連載されていますね。

 元メトロポリタン美術館のキュレーター フジタ レイジ。

フジタは「ギャラリーフェイク」というギャラリーのオーナーです。

贋作や模倣品を扱う画商という表向きの顔と訳ありの美術品を売りさばく裏の顔を持っています。

古今東西の美術品に造詣が深く、修復技術は天下一品。

フジタのアシスタント サラや時に敵対する美術館長 三田村小夜子など魅力的な人物がたくさん登場します。

 美術の基礎的な知識がちょこちょこ出てきて勉強になりますし、ストーリーがうまくて引き込まれます。

 女性のキャラクターがしっかり描かれていていいですね。

青年誌漫画は絵柄が苦手…という人にも細野不二彦の絵なら大丈夫だと思います。

ちょろ
ちょろ

昔から絵に定評がある細野不二彦。女性がかわいい。

もず
もず

青年誌の特徴で、時事ネタをうまく取り入れてあります。

冬目景『羊のうた』 現代日本を舞台にしたリアルな吸血鬼もの

 月間漫画雑誌『コミックバーガー』『コミックバーズ』に1996年から連載された冬目景(とうめけい)の漫画です。

実写映画化、OVA化されています。

映画版は主演が小栗旬だったのでご存じの方が多いかもしれないですね。

現代日本を舞台にした吸血鬼ものです。

 両親が他界したため、父親の友人に育てられていた高城一砂(たかしろかずな)。

ある日、幼い頃の記憶をたどって大きな日本家屋にたどり着きます。

そこには長い黒髪を持つ美しい少女が。

彼女は高城千砂(たかしろちずな)。

千砂は実は一砂の実姉。

高城家に伝わる「病気」のこと、実は父親は少し前まで生きていて千砂と暮らしていたことを打ち明けられます。

その「病気」とは他人の血を欲してしまうというもので…。

 陰影のある独特な絵柄、日本の古き時代を思わせる雰囲気、重たいテーマが相まって忘れがたい作品。

吸血鬼を非常にリアルに描いている点でも興味深いです。

 作品を描いた動機に関して冬目景は「和服の吸血鬼を描いてみたかった」と話しています。

 少年ジャンプ新人賞を受賞した吾峠呼世晴の『過狩り狩り』。

ご当人が「着物を着た吸血鬼というものはあまり見ないような気がしたので明治・大正時代あたりで和風のドラキュラを描こうとした」と言及しています。

『過狩り狩り』には『鬼滅の刃』で重要な役割を果たすキャラクターがふたり登場しています。

珠世さんと愈史郎です。

珠代さんは着物、愈史郎ははかま姿で登場。

珠世さん、初出の時には鬼は鬼でも吸血鬼だったんですよね。

そしてすべての鬼の祖 鬼舞辻無惨よりも古い。

(前身と思われる時川というキャラクターはいます。

鬼舞辻無惨と同じく生き残ることに貪欲。初登場の服装が似ています。)

萩尾望都、冬目景、吾峠呼世晴。

日本の漫画界で吸血鬼をリアルに描いた作家の動機がもともとファッションからというのは面白いです。

そしてなぜか忘れられている「吸血姫 美夕」の存在。(苦笑)

 冬目景は絵がものすごく上手いんです。

美大卒と知って激しくうなずきました。

ちょろ
ちょろ

美術畑の家人に冬目景の絵を見せたら油絵のアプローチだと言っていました。

佐々木倫子『Heaven?』 こんなレストランがあったら行ってみたい!?

 『動物のお医者さん』が爆発的にヒットした佐々木倫子。

男性のファンが多いためか、たびたび青年誌で連載を持っています。

『おたんこナース』『Heaven?』はどちらも『ビッグコミックスピリット』の誌面に載ったんですよね。

 仕事が出来るが無表情の青年 伊賀 観(いが かん)。

フランス料理のレストランで働いていますが、常連客にもサービストークを行わない彼はお店で浮いています。

ある時、伊賀 観は女性客 黒須仮名子(くろす かなこ)に声をかけられます。

「接客で重要なのは距離感よ」―

自分を認めてくれたと思った伊賀は女性のスカウトに応じますが…。

 佐々木倫子が描くドタバタレストランコメディー。

気分の上下で塩加減が変わるシェフ、元銀行マンの資格取得オタク、元牛丼屋の店長など変わった経歴を持つスタッフたちが繰り広げる日常がとってもおもしろいです。

お客様も一癖あります。

絵が写真のようにきれいなので、お料理がおいしそう!

レストランオーナー 黒須仮名子のワンマンぶりが漆原教授をほうふつとさせます。

近くにいたら嫌ですが、遠巻きに見るには楽しそう。(笑)

ちょろ
ちょろ

特にレストランのまかないに関する回が気に入っています。

もず
もず

佐々木倫子が描く料理はリアルでおいしそう!

村上かつら『村上かつら短編集』青春はいつも気恥ずかしくて痛い

 幼馴染の男女がサークルクラッシャー美女 大橋ユキとの出会いで揺れ動く『サユリ1号』。

現代を生きる男女のリアルな心理描写で知られる村上かつらの作品です。

『ビッグコミックスピリッツ』『ビッグコミックオリジナル』などで活躍していました。

独特な絵柄で、心のかすかな動きをさらっと描き出すのがうまいです。

特に人間の弱さ、もろさとそれをふまえた強さを描ける数少ない作家さん。

登場人物がなんともいじらしくて「痛い」んです。

読後に胸がちょっとあたたかくなる作風。

1巻に収録されているのは以下の作品。

「天使の噛み傷」

「かさぶた」

「99夏 あたし15歳」

「さよなら奇跡」

「はるの/よるの/ようだ」

主人公は大学生だったり、女子高生だったり。

短編集なのでストーリーについては言及しませんが(書くとネタバレになりかねないので)多くの人に読んでほしい漫画家さんです。

山本直樹 『レッド』あさま山荘事件を扱った傑作漫画 

 2006年から2018年、断続的に『イブニング』で連載されていました。

『レッド』は全8巻。

その後、

『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』

『レッド 最終章 あさま山荘最後の10日間』

と続きます。

 実際にあった事件を、膨大な資料を読み込み調査して描いた力作

1969年、大学闘争を繰り広げた若者たち。

彼らがいかに革命にのめり込み、犯罪に手を染めるようになったのか。

日常的な描写から丹念に描かれています。

私はこの漫画を読んだ後、事件の関係者や犯人たちが書いた本を数冊読みました。

『レッド』は一コマ一コマ正確な情報が濃縮されていて驚きましたね。

モデルとなった実在人物の口癖まで再現されています。

そして、漫画ならではの表現がなされていてます。

登場人物たちの頭部に亡くなる順番を書いたナンバーが振られているんです。

これが、なんとも皮肉で哀しい。

 凶悪な事件はなぜ起きてしまったのか?

極限状態で、人間は何を考えているのか?

深く考えさせられる作品です。

2010年、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を獲ったのはだてじゃないです。

  少女漫画雑誌とは違った切り口の作品が多い青年誌。

時には手を伸ばしてみるのもいいと思います。

気になる作品が見つかるがきっと見つかるはずです。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

参考にしていただけるとうれしいです。

よろしかったらこちらもどうぞ。

50代女性向けの名作漫画を集めてみました。

50代女性向け名作少女漫画

Kindle Unlimitedで読めるおすすめの漫画【50代女性向け】

タイトルとURLをコピーしました